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芸術の秋

2017 年 09 月 06 日 ブログ

地球が、癇癪を起しているのでしょうか? 突然の豪雨、雷、数十年ぶりの異常気象です。

体調管理は、心かげていますが、魚沼の大平さんのお米と野菜が心配です。

建築家の辰野金吾が、100年前設計した当初の姿に復元して、2012年国の重要文化財に

指定された東京駅駅舎、超高層ビル群が立ち並ぶ丸の内のすべてを取り仕切るかの様に威容を

誇る日本の玄関口、東京駅。そのリニュアルされた東京ステーションぎゃらりーで、没後40年

幻の画家「不染鉄展」を見てきました。

初めて耳にする名前でしたが、大正から明治にかけて活動した稀有な経歴の日本画家です。

東京小石川の寺に生まれ、京都絵画専門学校を首席で卒業し、帝展などで入選を重ね

才能は高く評価されていましたが、いつしか画壇を離れ、旅に憧れ絵を描き続けた人です。

細い筆致で精密に丁寧に、何度も何度も塗り重ねて、迫力ある独創的などこかもの悲しい作品群に

不思議な魅力があります。特に目を奪われたのは、「山海図絵」不染が、大変好んだ富士山、

現実にはあり得ない、彼だけにしか見えない幻想的な風景、静岡生まれの私が、昔、何処かで見た

様な思いが浮かび、懐かしい優しい情景の中に力強い富士が、ドンと聳え立っている。

おもわず息を呑み、これぞ「日本の絵」と感服しました。

館内は、創建当時の重要文化財の赤レンガで、それが作品と相まって一層ノスタルジ_を感じました。

歴史ある建造物、玄関口、そして重要な拠点に改めて、東京駅の懐の深さを再確認しました。