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文化、芸術の秋

2016 年 10 月 05 日 ブログ

月が替わりましたけど、秀山祭9月大歌舞伎、夜の部を観てきました。

私が東京の大学に入学した頃、母に連れられて、初めて歌舞伎を鑑賞したときの

演目は、「助六」で揚巻役の玉三郎丈が、花道からかむろを従えて登場した姿は

凛とした完璧すぎる美しさと、まぶしすぎる存在感に唖然として、震えた事を

時を経た今でもしっかり憶えています。

その『玉さま」が、当時と変わらぬ、否、それ以上に幽玄さを備えていました。

白洲正子著「世阿弥」で、不滅の光、「命には、終わりあり、芸には、果てある

べからず」と云っていましたが、芸に対する厳しい生き方に、永遠の若さと、

美しさが保たれていました。

『元禄花見踊り」では、若い役者に囲まれ、長唄、三味線の旋律に乗って

華やかに、賑々しく踊る『玉さま」に心から魅了され、陶酔して帰って来ました。

また、染五郎丈は、三枚目にも挑戦して芸の巾を広げていく姿勢に感動しました。

いやー、やっぱり、歌舞伎って、いいものですねー